被害に遭われた方々がバングラデシュの発展のために尽くしておられたことが分かるほどに、今回のテロ事件の犯人グループの卑劣な犯行は許しがたいという思いが強くなります。
生き残っている犯人の1人を殺してしまうのでなく、ぜひともしっかりと事件の真相を調べて、悲しい事件を繰り返さないよう対策を取り、またテロリストを生み出してしまう根本のところに働きかける対応を願っています。
昨年秋の日本人殺害事件より、現地での活動について安全のため、①大使館に活動スケジュールを連絡、②不要不急の時以外は外に出ない、③村に行く場合には警察署に届け出て警備をお願いする、④身を守るため移動手段は車を使う、などできるだけの注意を行っていました。さらにどのような対応ができるのか、自分の身を守るために考えなくてはなりません。
私たちの活動は、農村に暮らす人々が自分たちの努力で生活をよくしていくことを応援する活動です。公立小学校での学校給食、大豆栽培による栄養改善、刺繍による女性たちの収入向上、それぞれが地域の方々と共に考えながら行っています。地域の人たちと共に、地道に地域のためになる活動を継続していくこと、それが一番の安全対策と思っています。
今まで、日本人がいなくても活動が継続できることを目指して活動を行っていました。学校給食は村で子供たちのお母さんたちが中心となって実行委員会を作り、食材や資金の調達も自分たちで努力して自立を目指しての歩みが始まったばかりでした。まだまだ育てていく必要があります。もう少し、私たちの活動を継続させてください。バングラデシュに行くなと言わないでください。
昨日会員の方から「こんな時こそ地道な活動が大事だと思います」というメッセージをいただき、嬉しくて涙が出そうになりました。かつて30年以上前に協力隊で活動していたとき、場所は違っていましたが同時期にバングラデシュで協力隊活動していた方でした。
会員の方のバングラデシュへの熱い思いに支えられて活動していることを改めて思わされました。小さいNPOで、現在会員120名です。いつも会員募集中。どなたでも会員になれます。寄付も随時受付中です。応援ください。
年会費:正会員5000円、賛助会員1万円。郵便振替口座:00110-6-702974 日本・バングラデシュ文化交流会