先日、私たちが学校給食の自立運営を支援しているジェソール県シャシャ郡の小学校を訪れました。ここでは子供たちも力を出しています。
今年は例年になく雨が多く、この日もどしゃぶり。給食の前になると子供たちは手洗いのため、いつもは教室から30メートルほど離れた校庭の片隅にある1本の手押しポンプにずらっと並びます。でもこの日は様子が違っていました。上級生が大きなバケツと小さなバケツに手押しポンプの水を汲んできて、教室の前に置きます。下級生は小さなバケツの水に手を入れて濡らし、石鹸をつけて洗ってから上級生に大きなバケツに入ったきれいな水をかけてもらいながら手の泡を流して仕上げをしていました。写真は順番を待って教室に列をつくっている様子です。
日本のように学校の中に雨に濡れなくても手が洗える水道があったら便利だけれど、水道がなくても、自分たちで工夫しながらきちんと手洗いしているところが素敵ですね。