2020年5月20日〜21日、インドの西ベンガル州とバングラデシュに巨大サイクロンが直撃しました。活動地ジェソール県シャシャ郡では20日夜から急に暴風雨となり、家屋や大きな木々が倒され、道路は通行不可能、南のシャトッキラ県などは堤防が決壊して一部に洪水が起こっているらしいとのことです。
ようやく現地スタッフから電話が来ましたが、今だ経験したことがない風だったそうで、電線がダメージを受け停電が続いています。おりしも米やマンゴーの収穫期。当会で行っている大豆栽培も収穫が半分残っている状態でした。新型コロナの影響で人々の暮らしが大変な中、どのような被害になるのか、心配しています。
隣県の様子の動画をシェア(後半はインド)
https://www.afpbb.com/articles/-/3284304
(2020.05.22 追記)
あの交通量の多いアジアハイウェイが・・・
事務所周辺の写真が現地スタッフから送られてきました。事務所の前のアジアハイウェイ1号線、インド国境の街ベナプールに向けトラックが賑やかに行き来していましたが、倒木により全く別の場所のようです。事務所の屋上から隣家の様子を撮った写真は、みごとに屋根が飛ばされています。場所によって多くの家がこのような状態となっています。電線は残っており、今日修理され一部の地域は電気が来るようになりました。ニュースではジェソール県では12人が亡くなったそうです。
(2020.5.26 追記)
サイクロン被害について、お祈りありがとうございます。サイクロンの後の洪水を心配していましたが、今回はかつてないほどの暴風で家屋の損壊、果樹の被害が大きかったですが、雨がそれほどでなく、ジェソール県シャシャ郡周辺では洪水は発生しませんでした。シャットキラ県など南の地域では堤防の決壊で洪水となって多くの人々がシェルターに避難しているとのことです。アジアハイウェイも人々の手で片付けられ、バイクやトラックなど少しずつ見られるようになりました。シェルターへの避難や電気の復旧の速さから、バングラデシュが今までの経験を活かして変わってきている、発展しているのを感じます。